何でも見てやろう!瀬戸内海の小さな旅!

瀬戸内海を気の向くままドライブ! 名所、イベント、自然、街並み、建築物、夜景などなど、何でも見て回ります! 写真撮りの旅! 瀬戸内海の歴史的人物・著名人、数々の伝説も紹介していきます。

周南市誕生20周年記念「周南冬のツリーまつり」ウインターイルミネーション2023(2)天空のライティングフラワーショー(山口県周南市飯島町2丁目、青空公園)

【PH通り(平和通り方面を望む)】 私達は御幸通りからPH通りに入って、青空公園(天空のライティングフラワーショー)を目指して歩んでいます。静かなPH通りですが、街路樹イルミネーションがきれいだけでなく、彫刻やアート作品が点在して、芸術の路らしき雰囲気も醸し出していました。【他の写真】

 

 

【「ぞうさん」のブロンズ像】 PH通りにはいくつかのモニュメントや像も建っています。この「ぞうさん」のブロンズ像は童謡「ぞうさん」(作詞=まど・みちお、作曲=團伊玖磨)のモニュメントです。まど・みちお(1909年11月16日~2014年2月28日)は周南市出身の詩人・作詞家で、日本芸術院賞など多数の賞を受賞しています。【他の写真】

 

 

【裸婦の像「暖流」】 裸婦の彫刻像「暖流」は岡本銕二(おかもと・てつじ)作。岡本銕二(1944年~)は新潟県上越市生まれの彫刻家で、東京芸術大学美術学部彫刻科大学院修了。神戸具象彫刻大賞展優秀賞など受賞。彫刻家・舟越保武(ふなこし・やすたけ・文化功労者従四位)はこの「暖流」を「全体の形に無理がなく、ポーズも彫刻の統一を心得ていて、魂としての美しい力が見えます。そして、仕上げの最終的な表面の面の流れに無理がないところが、よい結果になっています」と評しています。【他の写真】

 

 

【ブロンズ「AURORA」】 彫刻「AURORA」は2000年に濱野邦昭(はまの・くにあき)により製作されました。濱野邦昭は1951年山口県下関市生まれの彫刻家。東京芸術大学美術学部彫刻科卒。小林和作賞、五木彫刻コンクール大賞など多数受賞。この「AURORA」について、作者の濱野邦昭は「自然の中で生命の喜びを謳ったもの。卵形のフォルム(生命の基本的な形態の一つとして解釈)の中に、生命の存在そのもの が、自然との絶妙なバランスの上で、緊張感をもって存在しているという、危うい現実の姿と、その中にあって一瞬の煌きのようなものを絶えず放ち続ける、そんな世界を彫刻として表したい」と述べています。【他の写真】

 

 

【天空のライティングフラワーショー(青空公園)】 PH通りを散策して来た私達は平和通りまで到達し、その向こうにある青空公園の「天空のライティングフラワーショー」にやって来ました。平日だからでしょうか人出は少ないようです。天空のライティングフラワーショーは、中央のシンボルツリーから360度に広がるLEDが点滅し、冬の夜空に映えるイルミネーションショーを展開します。テーマは「夜空に咲く希望という花々~夢の開花を目指して」で、光と音が連動します。【他の写真】

 

 

【天空のライティングフラワーショー】 音楽に合わせてLEDのイルミネーションが点滅し天空に色彩豊かな夢の花を咲かせます。中央のシンボルツリーは高さ8m。ロウソクをモチーフに作られました。これは平成4年から3年間、「徳山冬のツリーまつり」(当時は周南市ではなく合併前の徳山市でした)に巨大ロウソクが出現したことに由来しています。【他の写真】

 

【イルミネーション(青空公園)】 イルミネーションを冬に飾るのは、気温が低いほど空気中の水分量は少なくなるため、暑い時期と比べて、光がさえぎられず、きれいに見えるという理由からとのことでした。

 

 

【イルミネーション(青空公園)】 時が経つと次第に家族連れやカップルも多くなり、天空のライティングフラワーショーの下で会話も弾んだり、はしゃいだりして、気持ちも高揚しているようでした。踊っている女子高生2人も目に入りました。楽しそうに踊っていて、とても上手で魅力的なダンスでした(ダンス部?)。天空のライティングフラワーショーは私達をファンタジックな空間に誘ってくれました。けれども、このような幸せを享受していても、ウクライナパレスチナの人々のことが心をよぎります。一日も早く和平交渉が妥結し、彼らが今の私達のようにイルミネーションを楽しむことができる日がくるように祈らずにはいられませんでした。【他の写真】

 

 

【青空公園入口】 そろそろ私達は天空のライティングフラワーショーにバイバイです。徳山駅前ロータリーの地下駐車場に向かいます。PH通りとは別の夜の商店街を歩きます。ブラブラしながら、余韻に浸りながら……。すでに周南市内で夕食は済ませているので車で帰路につきます。青空公園の天空のライティングフラワーショーは ユーミンの「真夏の夜の夢」のように情熱的ではありませんが、変哲もない日々を過ごしている私達に、ささやかな幸せなひとときを与えてくれた “真冬の夜の夢” として、忘れられない思い出の一コマになるのでしょう。【他の写真】

SAOフェアリィ・ダンス編「真冬の夜の夢」(下川みくに「LOVE SONG」)