何でも見てやろう!瀬戸内海の小さな旅!

瀬戸内海を気の向くままドライブ! 名所、イベント、自然、街並み、建築物、夜景などなど、何でも見て回ります! 写真撮りの旅! 瀬戸内海の歴史的人物・著名人、数々の伝説も紹介していきます。

室積半島(1)風光明媚な自然に抱かれた歴史と海商の街、トンボロの半島を巡る(山口県光市室積)

【温泉リゾートホテル「かんぽの宿 光」6階展望フロアから室積半島を望む】。今回は、瀬戸内海の室積半島(むろづみはんとう)を訪れました。今日は海も空も青いです。風光明媚な自然に抱かれた歴史と海商の街を巡ります。室積半島の先端には7つの尾根からなる半円形の峨眉山(がびざん・瀬戸内海国立公園)が聳えています。【他の写真】

 

 

【室積半島の先端の峨眉山。その左端には美しい象鼻ヶ岬(ぞうびがさき)があります】。峨眉山の7つの尾根は、元々7つの山からなる半円形の連山でした。左から、東崎山、月待山、日和山、大多和羅山(峨眉山<中央の一番高い山>標高116.9m)、杵崎山、高山、西崎山(魚見山)。この7つの山からなる連山は、遙か古には海に浮かぶ島でした。

 

 

【象鼻ヶ岬(写真は「山口県の史跡」より)。本土の右端に「かんぽの宿 光」が見えます】。象の鼻に似ていることから命名された象鼻ヶ岬は景観の美しさから、「天の橋立」になぞらえて「周防橋立」とも呼ばれ、瀬戸内海国立公園に指定されています。今回は時間の関係から、ここに足を踏み入れることはできませんでしたが、いつか散策してゆったりとした時間を過ごしてみたいと思わせるような岬です。

 

 

【室積半島全景(国土地理院撮影の空中写真・2008年)】。峨眉山を主峰とする半円形の連山は元々島でした。この島と本土の間の海には西から東への激しい沿岸流があり、室積の西にある島田川から流れ出た砂や岩石が流され、ここに堆積して砂州となり、この砂州で半円形の連山島と本土は繋がってしまいました。やがて、この砂州の上に街ができ、室積半島となりました。このような砂州はトンボロ(イタリア語=陸繋砂州<りくけいさす>)と呼ばれています。

 

 

【温泉リゾートホテル「かんぽの宿 光」6階展望フロアから室積半島の室積海岸方面を望む】。トンボロの室積半島は、江戸時代には北前船の寄港地として多くの廻船問屋ができ、海商通りには江戸から明治時代にかけて豪商が多数軒を連ねました。半島の西側には全長約5キロに及ぶ白砂の室積海岸が広がっています。黒松林の広大な自然海岸で「日本の渚百選」「日本の名松100選」「日本の水浴場88選」など7つの選定を受けています。

 

 

【室積半島にある普賢寺(ふげんじ)の普賢堂前の突堤から本土を望む。千坊山~大峯山の麓に、温泉リゾートホテル「かんぽの宿 光」(6階建)が見えます】。室積半島には、「海の菩薩」として全国各地から広い信仰を集めてきた普賢寺(平安中期創建・臨済宗)や、室町時代から外国使節や高官を接待していた専光寺(せんこうじ・明治維新では第二奇兵隊結成の地)など歴史的な名刹があります。【他の写真】

 

 

【温泉リゾートホテル「かんぽの宿 光」6階展望フロア】。ここで撮影しました。室積半島は、峨眉山、象鼻ヶ岬、室積海岸が、瀬戸内海国立公園に指定されています。また、光ふるさと郷土館、室積みたらい公園、海商通り、峨眉山樹林(国の天然記念物)、フィッシングパーク光などの観光スポットもあります。【他の写真】

 

 

【温泉リゾートホテル「かんぽの宿 光」】。最初に、温泉リゾートホテル「かんぽの宿 光」を訪れました。6階の展望フロアに上がり写真撮影と休憩するためです。ここからは瀬戸内海が広く見渡せます。今回は室積半島を撮影しました。晴れていたのでとても景色が良かったです。【他の写真】

 

 

【温泉リゾートホテル「かんぽの宿 光」1階ロビー】。「かんぽの宿 光」は、7月1日から「亀の井ホテル せとうち光」になります。(株)マイステイズ・ホテル・マネジメント(本社・東京、従業員6410名)は2021年秋に日本郵政から取得した「かんぽの宿」を2022年7月1日から「亀の井ホテル」にリブランドします。全国55宿泊施設のうち、32施設を「亀の井ホテル」として運営します。今まで親しんできた「かんぽの宿 光」という名前が無くなるのは寂しい気がしますが、新しく生まれ変わったら、また泊まりに来て温泉に入りたいです。【他の写真】

 

 

【ふるさとのむかしばなし石碑】。温泉リゾートホテル「かんぽの宿 光」駐車場に石碑が建っていました。このほか、駐車場には「光陽室積の湾」の詩碑もありました。このホテルで一休みできましたので、今から愛車で室積半島に向かい、名所を巡って写真撮りをします。【他の写真】

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