何でも見てやろう!瀬戸内海の小さな旅!

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岩国城(3)天守閣外観と1階(山口県岩国市横山3丁目)

岩国城二の丸から天守閣を望む。冠木門(大手門跡)をくぐって二の丸に入りました。天守閣の南西側の外観です。現在の天守閣は、「伝岩国城断面図」を元に昭和37年、鉄筋コンクリート構造により再建されました。【他の写真】

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岩国城天守閣南東側の外観です。現在の天守閣は山麓から見えるように、本来の天守閣より50m南に復元されたのです。

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天守閣北東側の外観です。天守閣は、東京工業大学教授の藤岡通夫(ふじおか・みちお・1908年~1988年)氏により設計されました。藤岡教授は「天守閣建築概説」(1938年)を発表、「天守閣建築の研究」で東京工大・工学博士(1949年)。【藤岡通夫】【他の写真】

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岩国城天守閣北側の外観です。岩国城天守閣は珍しい形をしています。通常の天守閣は1階より2階、2階より3階と、高くなるほど建築面積が少なくなりますが、岩国城天守閣は上の階が下の階より大きく張り出した構造になっています。しかも下の階と上の階の造りが異なっています。最上階を大きく造り、下層の屋根を省略した様式で、「桃山風南蛮造り」または「唐造り」と呼ばれています。三層四階の建物の上に物見(望楼)を載せています。【他の写真】

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天守閣入口。岩国城は初代岩国領主・吉川広家が1608年(慶長13年)に完成させましたが、7年後に幕府の命令で廃城になり、取り壊された短命の城です。今から復元された天守閣の中に入って内部を巡ります。内部は武具・刀剣・歴史博物館になっています。

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受付ホール。ここでチケットを買いました。内部の写真撮影は許可されています。内部は、1階から3階までは刀剣、武具、甲冑、写真、歴史資料、錦帯橋の精密模型等が展示されています。最上階の物見(望楼)は展望台になっており、岩国市や瀬戸内海の眺望を楽しめます。【他の写真】

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受付から1階内部に入るとすぐに大きな刀剣が展示してあり、目を見張ります。江戸時代中期の「御太刀(おんたち)」で陸奥守藤原包保(むつのかみ・ふじわらかねやす・江戸時代の刀匠・左陸奥包保の門人で後に養子になる)作。【他の写真】

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刀剣展示コーナー。「御太刀(おんたち)」の他に「兼景(かねかげ)」などの刀剣が展示してありました。兼景は南北朝時代が初代で室町から江戸時代まで続く刀匠。ここには岩国城天守閣の模型もありました。【他の写真】

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1階刀剣コーナーには、相州住秋廣(そうしゅうじゅう・あきひろ・南北朝時代の刀匠・正宗の弟子である初代廣光の子供)、下総大掾藤原兼正(しもふさだいじょう・ふじわらかねまさ・江戸時代初期の刀匠・名門濃州関兼法五代孫)などの名刀が展示されていました。【他の写真】

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火縄銃、槍、鉄扇、絵画などが展示されていました。また、作刀工程(日本刀の作り方)も段階的に説明されていました。【他の写真】

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岩国城~歴史と周辺遺構コーナー。吉川氏と毛利氏の関係、毛利氏の系図関ヶ原の戦いなどが分かりやすくパネル展示されていました。また、旧天守台、二の丸跡、北の丸跡などの遺構の写真も展示されていました。次は2階に上がります。【他の写真】

f:id:nagisa777aoi:20211112182727j:plain前野曜子「別れの朝」