何でも見てやろう!瀬戸内海の小さな旅!

瀬戸内海を気の向くままドライブ! 名所、イベント、自然、街並み、建築物、夜景などなど、何でも見て回ります! 写真撮りの旅! 瀬戸内海の歴史的人物・著名人、数々の伝説も紹介していきます。

国道186号線をゆく(1)弥栄大橋・弥栄湖(広島県大竹市後飯谷・山口県岩国市美和町百合谷)

【国道186号線(マップ上の赤線)】 国道186号線は瀬戸内海の広島県大竹市(おおたけし)と日本海島根県江津市(ごうつし)を結ぶ、日本を横断する国道です。大竹市を車で出発し国道186号線を上ってゆきます。ただし今回はウッドワン美術館に行く途中の探索でしたので、中国山地の麓、羅漢温泉(標高504m)までを紹介します。

 

 

広島県大竹市・臨海工業地区(写真は大竹市のサイトより)】 大竹市には瀬戸内海を代表する臨海工業地区(大竹コンビナート)があります。瀬戸内海臨海工業地域の重要な工業地帯でもあり、5万トン以上の大型貨物船も入港可能な港も備えています。大竹コンビナートには、日本製紙ダイセル、三井・ダウポリケミカル、三菱ケミカルなど多数の工場群が立地しています。大竹市の人口は25117人(2024年8月)。【他の写真】

 

 

島根県江津市(写真は江津市のサイトより)】 日本海の沿岸都市、江津市中国山地の水源から194kmも流れ日本海にそそぐ、中国地方最大の大河、江の川(ごうのかわ・一級河川)の河口の街でもあります。人口は21751人(2024年1月)。江津市には「来待(きまち)色」と呼ばれる赤瓦の町並みが残り、江津市の象徴となっています。石州瓦の赤瓦は1300度の高温で焼成することで耐寒性、耐久性に優れています。日本第2位の生産を誇る江津市の石州瓦は日本三大瓦の一つです。さらに、18世紀に山口県から伝承し製造が始まった石見焼(いわみやき)は、ずば抜けた耐久性が人気です。平成6年に島根県内4番目の伝統工芸品として認定されました。 【他の写真】 

 

 

 

【弥栄大橋(弥栄湖)】 大竹市から国道186号線を中国山地に向け愛車で10km走り上がり、弥栄湖の弥栄大橋(標高130m)まで来ました。広島県大竹市側(写真左側)から渡ります。弥栄湖に架かる弥栄大橋(やさかおおはし)は広島県大竹市後飯谷(うしろいいたに)にありますが、渡り切ると山口県岩国市美和町百合谷(みわまち・ゆりたに)です。弥栄大橋の中央付近(正確に中央ではなく広島県側によっています)が広島県山口県の県境となっています。【他の写真】

 

 

【弥栄大橋を車で渡りました(山口県側に来ました)】 大竹美和線の道路で、弥栄湖に架かる弥栄大橋は橋の中央から少し広島県よりからが山口県道116号線になっています。広島県山口県の両県が橋長按分(各県に属する橋の長さに比例した分け方)により管理しています。具体的には山口県5年、広島県4年のローテーションで交互に管理する協定が締結されています。

 

 

山口県に入りました】 山口県岩国市の標識が見えます。山口県岩国市美和町は標高150mの山代高原に広がる町です。美和町には弥栄湖のほかに真珠湖、山代湖の美しい湖があります。弥栄大橋は1987年(昭和62年)に完成しました。【他の写真】

 

 

山口県側から弥栄大橋を望む】 弥栄大橋は人造湖に架かる橋としては西日本随一の長さを誇る全長約560mの斜張橋(しゃちょうきょう)です。斜張橋は塔から斜めに張ったケーブルを橋桁に直接つなぎ支える構造の橋です。弥栄湖の美しい景観を考慮して優美かつシンプルな橋に造られました。【他の写真】

 

 

【弥栄湖(山口県側から撮影)・湖面右はレンタルボート乗り場】 弥栄湖(弥栄ダム湖)は小瀬川弥栄ダムによってできた中国地方最大の人造湖です。平成17年3月にダム湖百選にも選定されています。湖畔には百合谷水辺公園、パークゴルフ場、キャンプ場、ボート、カヌー、スポーツ公園などもあります。小瀬川広島県廿日市市佐伯町の飯山を水源として広島県山口県の県境を流れ、広島県大竹市山口県和木町で瀬戸内海にそそぐ一級河川です。【他の写真】

 

 

【レイクサイド美和パークゴルフ(弥栄湖畔)】 湖畔に造られたパークゴルフ場です。パークゴルフグランドゴルフに似たゴルフです。コースは芝生です。クラブも木製でボールも大きく、ショットの飛距離も小さくて済みます。カップインするまでの打数を競い合います。老若男女誰でも楽しめるスポーツです。【他の写真】

 

 

弥栄ダム(弥栄大橋から2km東にあります)】 上流から流れて来る小瀬川の水は弥栄湖にそそぎ、このダムでせき止められ、さらに小瀬川下流に水は流れていきます。弥栄ダムは平成3年に竣工した重力式コンクリートダムで、総貯水容量は中国地方最大のダムです。【他の写真】

中村晃子「虹色の湖」