愛媛県松山市・三津浜港。このフェリー、「おれんじぐれいす」に乗船して、山口県の柳井市に向かいます。出港は夕方です。瀬戸内海をクルーズします。
「おれんじぐれいす」は、695トン、旅客定員300名。防予フェリーが運航する、オレンジライン(柳井―松山航路)に、平成8年に就航しました。
「おれんじぐれいす」の客室。上の金魚ちょうちんは、柳井市の民芸品です。
三津浜港を出港しました。四国の松山、道後温泉と、お別れです。道後温泉の旅は今回で3回目でした。1回目は学生時代に同期生と、2回目は4年前に旧友達と。
四国から、かなり離れました。夕暮れが近づいてきます。雲もわずかに赤く染まってきました。
右舷の先端デッキ。遙か向こうに、瀬戸内海の島々が見えてきました。その島々に夕陽が落ちていきます。黄昏を迎えました。
右舷デッキ。落ちる夕陽に向かって、船はひたすら進みます。
左舷の先端デッキ。海も島々も、黄昏色に染まります。「人間にできる唯一のことは、自分自身が精神的に成長することです」(ドストエフスキー)。ドストエフスキーについては、こちら。
右舷の後部デッキ。夕陽にあきたのか、少しの人達を残して、ほとんどの人々は客室に戻り、くつろいでいます。
夕陽が沈みます。やがて夜のとばりが下りて、今回の家族旅行<ミッキーとミノとカブトガニ>も、もう少しで終わりです(ミッキーは私の旧友達がつけた妻のニックネーム、ミノは末娘、カブトガニは私)。
デッキで、この静かな海と黄昏の夕陽を眺めていると、今の仕事のイヤなことや、過去の人生のイヤなことも、消え去り、リフレッシュできました。