【看板「ようこそ羅漢峡 スパ羅漢の温泉へ」】 国道186号線の道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉・標高504m)に到着しました。途中、右手に羅漢峡(らかんきょう)がありましたが、時間の関係でパスしました。道の駅「スパ羅漢」や羅漢峡の名称は、ここから南西約5キロの地点にある羅漢山(らかんざん)に由来しています。ここに来るまで、小瀬川温泉から車で、くねくね曲がった国道186号線を約3.5km走り上がって来ました。道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)は瀬戸内海沿岸都市、大竹市から直線距離で約22kmの地点にありますが、国道186号線での走行距離は約35.5kmです。
【羅漢山(左側の一番高い頂が山頂・写真は広島県観光サイトより)】 羅漢山(標高1109m)は広島県と山口県の県境にある山ですが、山頂は山口県で、所在地は山口県岩国市錦町大原となっています。羅漢山の中腹にある、らかん高原(標高800m・山口県岩国市錦町・美和町・本郷村)は、澄み切った空気と美しい自然の高原リゾートです。オートキャンプ場、高原スカイパーク、放牧場などがあり、人気のレジャースポットです。【他の写真】
【羅漢峡(写真は廿日市市観光協会のサイトより)】 羅漢峡は道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)から東へ約700mの地点にあり、国道186号線から小道に入っていくと、たどり着くとのことです。清流と奇岩が織り成す造形美と様々な樹木が四季折々を彩る観光名所です。雄大な大滝、澄んだ緑の滝壺、血がわりの淵、秋の紅葉、春の桜は撮影スポットとしても知られています。【他の写真】
【道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)と駐車場】 車を駐車させ、周辺を散歩してから、道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)に向かいます。道の駅「スパ羅漢」は、広島県内初の温泉を備えた道の駅として平成8年(1996年)4月にオープンしました。小瀬川温泉と同様に広島県では珍しい天然ラドン温泉です(日帰り入浴施設)。単純放射能泉、ラドン泉、低張性アルカリ性低温泉で、神経痛、筋肉痛、リウマチ、消化器病、冷え性、高血圧症などに効能があります。展望大浴場、露天風呂、サウナも完備しています。【他の写真】
【道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)・案内板】 道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)の敷地は、ほぼ3角形で、1辺を国道186号線、あとの2辺を小瀬川で囲んでいます。案内板には、廿日市市も紹介され、道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)の概要と施設配置図が掲載されていました。【他の写真】
【道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)】 道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)は自然に囲まれた癒しのスポットです。館内には温泉のほかに産直市売店、レストラン、休憩コーナー、研修交流室(研修や宴会にも利用できます)などがあります。休館日は第1・第3水曜日(変更もありますので同サイトのカレンダーで確認が必要です)。ちなみに ”スパ” とは、ラテン語のSalute Per Acqua’(水の力によって治療する)という意味の頭文字をとったもので、日本では健康増進や美容、リラクゼーションを重視した温泉施設を指します。【他の写真】
【道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)・入口付近】 産直市売店(営業時間10時~19時)では地元の農家と連携した野菜市や特産物、加工品が揃っています。地元名産のお土産品や特産物、木工芸品などを販売しています。
【道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)・ウッドデッキ】 レストラン(営業時間11時~19時)では近くの清流で育てられたイワナを使ったイワナ唐揚定食や鶏唐揚定食、うどん、そば、ラーメンなどがあります。また、ウッドデッキの特設グリルで1ポンドの牛肉を焼いて食べる「1ポンドステーキセット」も人気です。【他の写真】
【道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)・入口】 道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)は廿日市市の施設で、施設の名称は「廿日市市福祉健康増進保養センター(道の駅スパ羅漢)」となっています。指定管理者制度を導入していて、現在の指定管理者は株式会社広島リゾート(広島県廿日市市・ホテル・旅館・スキー場・資本金5500万円)で、指定期間は令和4年4月1日~令和7年3月31日です。【他の写真】
【道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)のすぐ側を流れる小川沿いの遊歩道】 廿日市市は今年4月に道の駅「スパ羅漢」(羅漢温泉)の温泉施設とレストランを来年、令和7年度に閉鎖する方向で検討していることを発表しています。道の駅としての機能は存続させるとのことです。温泉設備の維持管理費がかさむためとのことですが、少し寂しい気持ちになりました。瀬戸内海沿岸の国道と比べて、中国山地を横断して日本海に至るこの国道186号線は通行量が少ない上に、沿岸地域からこの温泉を目的に来るにしても距離があり、さらに途中に同じラドン温泉の小瀬川温泉があるので、不利な要素が多いのでしょうか。かなりインパクトのある改装を行い魅力的な企画やイベントを持続的に開催しなければ(これも難しいのですが)、集客力が続かないのでしょう。【他の写真】