何でも見てやろう!瀬戸内海の小さな旅!

瀬戸内海を気の向くままドライブ! 名所、イベント、自然、街並み、建築物、夜景などなど、何でも見て回ります! 写真撮りの旅! 瀬戸内海の歴史的人物・著名人、数々の伝説も紹介していきます。

国道186号線をゆく(5)浅原地区・泉光寺護摩堂・小瀬川温泉(広島県廿日市市、浅原~栗栖)

無人の片側通行(国道186号線)】 小瀬川ダムを出発して国道186号線を中国山地に向けて車を走らせています。途中、無人の片側通行で停車しましたのでカメラで周辺を撮影しました。この周辺の景色は中国山地の麓と位置付けられる山々になるようです。次の目的地は浅原地区です。【他の写真】

 

 

【浅原地区(広島県廿日市市浅原)】 小瀬川ダムから約5km車で走り上がって、浅原地区(標高257m・人口736人・世帯数279世帯)に着きました。人通りが少なく、ゆったりとした静かな街並みでした。国道186号線沿いに小瀬川が流れていました。浅原地区は人口減などの過疎地対策地区に指定されています。廿日市市は「誰もが暮らし続けられる浅原」をコンセプトとして「あさはらビジョン」を策定しています。各種イベントや大学教授などを招いてのミーティング、ワークショップなどを行い、浅原地区の振興を図っています。【他の写真】

 

 

【上田宗箇 岩船の水(浅原地区・写真は廿日市市の観光サイトより)】 武将茶人・上田宗箇(うえだ・そうこ=上田重安)が茶を点てるために朝に夕に汲みに通ったといわれる銘水です。400年の時を経ても変わらず清らかな水が枯れることなく湧き出ています。豊臣秀吉につかえて数々の戦功により豊臣の姓までもらった戦国武将・上田宗箇は、茶道流派・上田宗箇流の流祖でもありました。上田宗箇(上田重安)は寛永元年(1624年)から3年間、現在の廿日市市浅原で隠居し茶人として暮らしました。【他の写真】

 

 

【「太平記三十六番相撲中入後第十六之番ヒ・上田主水(上田重安)」(落合芳幾作・ウィキペディアより)】 安土桃山時代の武将、上田重安(うえだ・しげやす)は1600年関ヶ原の戦い後、剃髪(ていはつ=出家・仏門に入る)し上田宗箇(うえだ・そうこ)と名乗りました。【他の写真】

 

 

【国道186号線沿いの泉光寺護摩堂が見えてきました】 浅原地区を過ぎて国道186号線をさらに約5km車を走らせると右手に泉光寺護摩堂の赤い幟(のぼり)が沢山見えてきました。幟には「奉納 南無不動明王」「奉納 南無薬師如来」と記されています。薬師如来大日如来とともに真言密教の本尊とされています。【他の写真】

 

 

小瀬川温泉大駐車場(泉光寺護摩堂前)から小瀬川小瀬川温泉を望む】 小瀬川沿いの広い小瀬川温泉大駐車場に車を駐車させて外に出ました。山間を流れる小瀬川と周辺の景色が美しく、しばらく散歩しました。【他の写真】

 

 

【法照山・泉光寺護摩堂・全景】 法照山・泉光寺護摩堂(廿日市市栗栖115-1)は真言宗のお寺です。月に一度、お祀りしている叶不動尊(かのうふどうそん=叶不動明王)の御仏前で護摩祈祷が行われるそうです。「庚午(こうご)のお不動さん」として知られる叶不動尊は、交通安全<車両祈願>、厄除祈願、水子供養、家内安全、災難消除、家祓いなど、人々を災いや迷いから救ってくれる仏さまです。なお、明日11月10日(日)正午から、泉光寺護摩堂前の小瀬川河川敷で、年に一度の小瀬川「炎の祭典」、火渡り・柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)修行が行われ、多数の参拝者や観光客が来場します。【他の写真】

 

 

【法照山・泉光寺護摩堂】 不動明王真言宗のご本尊である大日如来(だいにちにょらい)の脇侍(きょうじ・わきじ=中央の大日如来の左右に控えて教化を補佐する役割)で、大日如来の化身(大日如来が人々を救うため姿を変えて人の前に現われたもの)とも言われています。【他の写真】

 

 

【国道186号線から小瀬川温泉を望む】 法照山・泉光寺護摩堂の隣にある小瀬川温泉にやって来ました。裏山には ”縁結びの神様” として知られている小瀬川神社があります。小瀬川温泉は中国地方屈指の、ラドン含有量を誇る天然ラドン温泉です。温泉の源泉は裏山の小瀬川神社の岩場の下221mから自噴していますので無味・無臭です。入浴後もしばらく身体があたたかく爽快感が続くそうです。神経痛、筋肉痛、関節炎、五十肩、運動麻痺、うちみ、ねんざ、冷え性、痔疾、高血圧症、痛風動脈硬化などに効能があるとされています。【他の写真】

 

 

小瀬川温泉(東側から撮影)】 小瀬川温泉の天然ラドン温泉はラジウム温泉放射能泉)で、温泉中のラドンから放出される微量の放射線を吸収することで、身体の細胞を刺激し、免疫力向上、血流の改善があるとされています(文部科学省)。ちなみに、ラドンとは、地下に広く存在するラジウムがアルファ壊変(不安定な原子核放射線としてα(アルファ)線を放出する放射性崩壊の一種)して発生する放射性の希ガスです。【他の写真】

 

 

小瀬川温泉・お食事処「うどんの里」】  小瀬川温泉では、お食事処「うどんの里」も有名です。新鮮な山の幸と腕によりをかけた“うどんの味”が人気で、名水で打った手打ちうどんが美味です。「エビ天うどん定食」、「きつねうどん定食」、「ニジマスの唐揚げ定食」、「かつ丼」、「うどん」など好評のメニューが揃っています。営業時間は10時30分~20時。定休日は水曜と第3木曜。【他の写真】

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