何でも見てやろう!瀬戸内海の小さな旅!

瀬戸内海を気の向くままドライブ! 名所、イベント、自然、街並み、建築物、夜景などなど、何でも見て回ります! 写真撮りの旅! 瀬戸内海の歴史的人物・著名人、数々の伝説も紹介していきます。

錦帯橋と桜(8)周辺の歴史的建築物・展示館(山口県岩国市横山)

【旧目加田家住宅(吉香公園内)】 旧目加田家住宅は18世紀(1700年代)後半の建築と推定されています。中級武家の住宅としては全国でも数少ない遺構として昭和49年に国指定重要文化財に登録されました。【他の写真】

 

 

【旧目加田家住宅・正門(南側)・奥の左手が正面玄関】 目加田(めかた)家は岩国吉川藩の藩士です。目加田家は天正年間(1573年~1592年)に吉川元春に召し抱えられました。関ヶ原の戦い(1600年)の後、岩国に移封された藩主・吉川広家に従いこの地に居を構えました。【他の写真】

 

 

【旧目加田家住宅・裏側(北東側)から撮影】 旧目加田家住宅は木造一部2階建て。屋根は入母屋造りです。屋根の筋葺きは2種類の瓦を交互にするニ平葺きで、重ね合わせの桟(さん)を両側に持つ特殊な形の瓦です。これは両袖瓦という岩国地方独特の地瓦です。正面玄関は南側にあり、居住者より身分の高い人物の出入り口として使用されました。居住者は普段は北側と東側の土間のある入口を使用していました。【他の写真】

 

 

【錦雲閣(きんうんかく・吉香神社反橋近く)】 明治18年(1885年)、旧岩国藩主・吉川家の居館跡が公園として開放されました。その時、吉川家歴代を祀る吉香神社内の絵馬堂(えまどう=奉納された絵馬を掲げておく建物)として建築されたのが錦雲閣です(現在絵馬は残っていません)。【他の写真】

 

 

【錦雲閣内部より堀の桜を望む】 内部からの外の眺めは、まるで絵画を見ているようでした。錦雲閣は平成12年(2000年)に国の登録有形文化財に指定されています。ここには元々、3階建ての南矢倉が建っていました。【他の写真】

 

 

【錦雲閣内部】 入母屋造りの桜閣風建築で木造2階建て。旧藩時代の矢倉に似せて造られています。絵馬を懸けるため天井が高く造られています。また、床の周囲には絵馬を鑑賞するために腰掛け縁が設けられています。 正面に芦野文亀(あしの・ぶんき)の描いた鍾馗(しょうき=中国の魔よけの神)の絵が掲げられています。【他の写真】

 

 

【岩国最古のソメイヨシノ(錦雲閣前)】 この周辺は「日本さくら名所100選」にも選ばれていますが、このソメイヨシノは明治19年(1886年)に植樹されたもので、岩国市で最古の桜の木です。樹齢138年で、日本全国でも屈指の古桜です。ちなみに、日本最古のソメイヨシノは、福島県郡山市の開成山(かいせいざん)公園にあります。明治11年(1878)に植樹されています。2番目は青森県弘前市弘前公園ソメイヨシノで、明治15年(1882年)に植えられたものです。【他の写真】

 

 

【旧吉川邸厩門(きゅうきっかわていうまやもん・吉香神社東側)】 明治24年東京から岩国に居を移すことにした岩国藩主・吉川家は、明治25年岩国に吉川邸本館を建築しました。その時に造られたのが厩門(うまやもん=馬屋門)です。厩門は馬を飼う小屋を併設した門で、構造的には西洋の構法の影響を受けており、日本に残る珍しい近代和風建築です。国登録有形文化財【他の写真】

 

 

【岩国シロヘビの館(岩国城ロープウェイ山麓駅前)】 岩国シロヘビの館は、世界中で岩国にしか生息していない珍しいヘビ、「岩国のシロヘビ」(国の天然記念物)の博物館です。シロヘビの展示だけでなく、生態や歴史について模型、クイズ、ゲームで楽しく学べます。シロヘビにちなんだオリジナルグッズや金運グッズなどを販売している売店も人気です。【他の写真】

 

 

【岩国シロヘビの館・入口】 岩国のシロヘビが目撃された最古の記録は1738年(元文3年)で、岩国藩主・吉川邸の門番が捕獲したと記録されています。シロヘビはアオダイショウが白化したもの(アルピノ)です。目は赤くルビーのようで、舌も赤く可愛いです。【他の写真】

 

 

【吉香鵜の里(鵜飼飼育施設・吉香公園)】 錦帯橋の鵜飼で活躍する鵜を飼育する施設「吉香鵜の里」は2017年3月オープンしました。展示スペースもあり、パネルや映像で全国の鵜飼の歴史などについて学べます。【他の写真】

 

 

【吉香鵜の里・飼育スペース】 金網越しに間近で鵜の様子を見ることができます。鵜のトレーニングや泳ぐ姿、餌を食べる姿も観察できます。多くの人々が興味深く見ていました。私も金網越しで写真撮影しました。【他の写真】

野田愛実「さくら」