いろり山賊玖珂店(山口県岩国市玖珂町)で食券を買って、いろり山賊の建物の裏から外に出ると山賊村です。丘や谷間があり、その野外に食事用のテーブル席や座敷席が多数点在しています。谷間の小川に橋があり、恵比寿様の像が両端に建っています。このエリアは「恵比寿の庭」と呼ばれています。【他の写真】
橋を渡り振り返りかえると、いろり山賊の建物で多数の客が食事をしているのが見えました。私たちは指定のテーブル席に陣取りました。【他の写真】
日が暮れかけてきました。食事が運ばれて来るまで時間があるので、私はひとりで夕暮れの山賊村を散策することにしました。小川の上流に行き橋を渡ります。橋の上には提灯が灯り、丘の上には夜店や山賊魂(むすび)稲荷神社の灯りが輝いています。【他の写真】
夜店の方には行かずに左に折れて遊歩道を上り丘の上の山道に上がりました。森の中に沢山の座敷席があり、多くの人々が食事をしていました。【他の写真】
少し下って谷間を流れる小川と周辺の景色や、丘の上に上りながら、あちらこちらを眺めていました。自然に囲まれた山賊村の夜景は、いつまでも見ていて飽きません。【他の写真】
再び上っていくと、子育地蔵(こそだてじぞう)が建っていました。安産や子供の成長を祈願するお地蔵様です。【他の写真】
丘の上の夜店に来ました。子供たちに人気のお店です。私も童心に帰って、楽しみました。また、過去のことがいろいろ思い出されました。【他の写真】
夜店のとなりにある、山賊魂(むすび)稲荷神社です。島根県鹿足(かのあし)郡津和野町にある太鼓谷(たいこだに)稲荷神社の分身が祀られていて、縁結びの神様とのことでした。もともとは岩国市美川町根笠の瀬倉(おそくら)という部落に鎮座していて、河内大明神神社という社号でした。その神社が1989年(平成元年)に、いろり山賊の現在地に移築されたとのことです。 【他の写真】
神社を後にして下って行きます。皇牛(すめらぎぎゅう)料理の赤い看板が目を引きます。天然記念物である見島和牛の血を引く皇牛は、独自の飼料を与えた3歳前後の牛を使用し、繊維の細かい自然の霜降り肉とのことでした。今回は注文していませんが、今度食べてみたいです。 【他の写真】
観音様(聖観音菩薩)が蓮の上に立っておられます。足元にはお地蔵さまもいます。蓮は極楽浄土に咲いている花と言われていて、花言葉は「神聖」、「清らかな心」などです。観音様は完全な悟りを得た仏様(如来)になることが約束されていながらも、人々を救うため、菩薩として、救いの手を差し伸べて、働いておられます。とても慈悲深い菩薩です。 【他の写真】