岩尾の滝は、瀬戸内海から約1キロ山奥に入ったところにあります。遠くに瀬戸内海に浮かぶ周防大島が見えます。
岩尾の滝の入り口。
「岩尾の滝」への途中渓谷を望む。滝といえば、滝廉太郎の遺作「憾」は、今も人生への警鐘として響いてきます。死の数か月前に作曲された「憾(うらみ)」とは、憎しみではなく、23歳で早世した滝の心残り、未練、無念さを訴えているのです。
奥野英子演奏による、「憾」は、こちら。
滝の手前の建物は観音堂(岩尾山光明寺)。三十三観音霊場(江戸時代中期に建立)。
渓流に沿って上ると「岩尾の滝」の「雄滝」があります。「雄滝」のほかに「白糸の滝」「住吉の滝」などもあります。
岩尾の滝。高さ16mの「雄滝」。ちなみに、富山県中新川郡立山町にある日本一高い滝、称名滝(350m)は、こちら。
滝の側には、ぽっくり観音もあります。