岩国城天守閣2階へ上がると、正面に錦帯橋の模型(50分の1)がありました。実際の錦帯橋は全長193.3m、橋幅5mです。5連の木造橋で中央の3橋は無脚のアーチ構造になっています。【他の写真】
2階には具足(ぐそく・鎧や兜などの甲冑)、刀剣、くさり鎌などの武具や琵琶(びわ・弦楽器)、珍しい角盥(つのだらい・手や顔などを洗う容器)などが展示されていました。【他の写真】
この具足2点の左は八間星兜二枚胴具足(はちけんほしかぶとにまいどうぐそく・模造品)、右は紺糸毛引威二枚胴具足(こんいとけびきおどしにまいどうぐそく・戦国時代の甲冑)。【他の写真】
天守閣3階にあがると、日本全国の主要な城の写真と刀剣が展示されていました。【他の写真】
明智光秀が築いた福知山城(京都府福知山市)、織田信康が築いた犬山城(国宝・愛知県犬山市)、松前崇広が築いた松前城(戊辰戦争・北海道松前町)などの写真もありました。城の写真もじっくり見るとそれぞれ作り方が異なり個性があります。【他の写真】
天守閣3階には、岩国市出身の著名人の肖像と経歴も展示されていました。陸軍元帥の長谷川好道、日本のエジソンと呼ばれた藤岡市助、「美しき天然」を作曲した田中穂積、参議院議長の重宗雄三などなど多数の著名人が紹介されていました。【他の写真】
天守閣の最上階、物見(望楼)に上がりました。展望台になっています。岩国市と瀬戸内海、内陸の山々が望めます。【他の写真】
展望台から南東方向の岩国市と瀬戸内海を望む。山口県最大の河川、錦川と錦帯橋、錦川沿いの岩国市街、その向こうに瀬戸内海が広がっています。【他の写真】
展望台から南南東方向を望む。城山と麓の吉香公園、錦帯橋の向こうには臥龍橋が見えます。臥龍橋の向こうの南側が川西地区です。その向こうに岩国高校の校舎とグラウンドがわずかに見えます。
展望台から南方向を望む。前方の山は城山の三角点がある山頂で標高300m(この天守閣がある城山の標高は200m)。
岩国城天守閣、展望台から北東を望む。右前方の山の山頂に蜂ヶ峯総合公園(山口県玖珂郡和木町)があります。その向こうには瀬戸内海が広がっています。左下の広場が本丸跡で、休憩所、公衆トイレなどがあります。本丸跡の左側奥に旧天守閣がありました。今は復元された石垣だけがあります。【他の写真】