【長島の上関港から上関海峡にかかる上関大橋（かみのせきおおはし）を望む＜上関大橋のこちら側が長島で向こう側が本土の室津（むろつ）＞】 上関大橋は１９６９年（昭和４４年）６月に完成。上関海峡の長島と本土の室津半島を結ぶ全長２２０ｍ、海面からの高さ２３ｍのプレストレスト・コンクリート箱桁橋です。２０２０年１１月１４日午後６時上関大橋が損傷して室津側の主桁端部が浮き上がり、路面に約２０ｃｍの段差ができ、そこに乗用車１台が衝突する事故が発生、全面通行止めになりました。復旧工事後、２０２１年３月２６日午前５時通行が全面解除されました。【他の写真】
【上関港から上関町の行政中心地区を望む】 長島の上関港周辺が上関町の行政中心地区で、上関町役場、上関町商工会、山口銀行上関支店、東山口信用金庫上関支店、中国電力海来館、上関航運（有）上関港航路待合所、山口漁業協同組合上関支店、上関タクシー、鳩子てんぷら（上関水産）、田中旅館などが点在しています。昭和３３年長島の上関村と室津半島南端の室津村が合併、上関町として町制施行されました。【他の写真】
【上関港航路待合所（左）と鳩子てんぷら（右）】 上関港の山口県道２３号光上関線沿いにあります。鳩子てんぷらは私達が訪れた時には閉まっていました。上関水産によると、１００年以上前から販売されている同店のてんぷらが「鳩子てんぷら」と名付けられた由来は、昭和４９年に放送されたNHK連続テレビ小説「鳩子の海」がきっかけです。当時、上関でのロケの時、鳩子の子役、斎藤こず恵ちゃんが同店のアツアツのてんぷらをよく食べていたとのことです。鳩子てんぷらの材料は、上関近海で獲れた新鮮な地魚、エソ、カレイ、カナガシラ、ハゼ、グチなどです。【他の写真】
【道の駅「上関海峡」（店内など詳細は２０２０年８月２５日の当ブログ参照）】 長島から上関大橋を渡って道の駅「上関海峡」にやって来ました。道の駅「上関海峡」は本土の室津半島南端、山口県道２３号光上関線沿いに、山口県内２２番目の道の駅として平成２６年１２月オープンしました。【他の写真】
【道の駅「上関海峡」を室津港岸壁駐車場より望む。後ろの山は皇座山（おおざさん・５２７ｍ）】 道の駅「上関海峡」は上関海峡が望める絶景の癒しのスポットです。また、「鳩子の海」へのドライブコース途中にありますので、私は度々訪れています。レストランもあり、地元の海の幸、山の幸、県内特産品など多彩な品揃えも魅力です。揚げたての鳩子てんぷらも食べました。銘菓「鳩子の海」や「海峡しょうゆぷりん」などのお土産も買いました。【他の写真】
【上関町総合文化センター（道の駅「上関海峡」に隣接）】 長島に上関原子力発電所建設計画中（現在工事中断）の上関町は上関町総合文化センターを２０１５年（平成２７年）５月１日オープンさせました。総工費１０億５００万円のうち９億１０００万円が国の原発関連交付金として充てられました。１階はステージを備えた２５５人収容の多目的ホールと中央公民館（研修室、調理室、視聴覚室）。２階は２万冊収蔵の図書館。【他の写真】
【道の駅「上関海峡」裏の室津港岸壁より室津半島側の上関海峡を望む】 上関海峡は室津と長島の間わずか１７０ｍ、水深１０メートル。江戸時代には九州の大名で参勤交代で海路を通る時には必ず上関に寄港したといわれる風光明媚な海峡です。
【道の駅「上関海峡」裏の室津港岸壁より長島側の上関海峡を望む】 瀬戸内海国立公園圏内の上関町は室津半島の南端部の室津と長島、祝島、八島を中心とした島しょ部によって形成されています。人口は２３６２人（令和５年２月現在）です。近代以前から海上交通の要衝として栄えてきました。朝鮮通信使の船など多様な交流、交通の拠点にもなっていました。
【海峡広場（室津港の隣）】 ここで海峡を眺めながら散歩しました。観光客は少なかったです。海峡広場は令和２年８月１３日オープン。電源立地地域対策交付金事業として整備されました。芝生広場と遊歩道、東屋（バーゴラ）があります。遊歩道はウォーキングコースになっています。禁煙です。【他の写真】
【四階楼（しかいろう・建物の中など詳細は２０２０年７月２８日の当ブログ参照）】 四階楼は国指定文化財です。明治１２年に建築された擬洋風木造４階建。このような奇抜な和洋折衷様式、大壁造漆喰塗の高層建築で現存しているのは日本中でもこの四階楼だけです。中は１階から４階まで見学できます。歴史資料や漆喰鏝絵（しっくいこてえ＝レリーフ）などの壁面や天井藝術、置物、掛軸、ステンドグラス（４階）などがあり、上関海峡を望めます。【他の写真】
