【竹原市歴史民俗資料館】 竹原市歴史民俗資料館の建っている場所は、江戸中期の医者・儒学者、塩谷道碩(しおのや・どうせき・1703~1764年)の旧宅跡です。頼山陽(らい・さんよう・大阪生まれ・歴史家・思想家・漢詩人)の父・春水(しゅんすい)と叔父・春風(しゅんぷう)は道碩の門人でした。道碩の死後、春水と春風が志を受け継ぎ「竹原書院」と命名し学問所を開きました。現在の建物は昭和4年に「町立竹原書院図書館」として建築されたものです。レトロでモダンな洋風建築です。昭和55年に「竹原市歴史民俗資料館」になりました。【他の写真】
【1階ホール展示室】 入口から入ると、すぐにホールがあり、展示室にもなっていました。「竹原の偉人コーナー」や「”日本のウイスキーの父” 竹鶴政孝(たけつる・まさたか)コーナー」などがありました。【他の写真】
【”日本のウイスキーの父” 竹鶴政孝コーナー・1階ホール展示室】 竹鶴政孝(1894~1979年)は竹原市出身。ニッカウヰスキー創業者でありサントリーウイスキーの始祖でもあります。【他の写真】
【1階奥の展示室】 竹原は江戸時代前期から塩や酒造りで栄えました。竹原の製塩業、酒造業の歴史が紹介されていました。【他の写真】
【塩づくりパネル展示・1階奥の展示室】 竹原は江戸時代、1650年頃から入浜式塩田(後に流下式塩田)の塩造りの町として310年間栄えました。特に江戸時代後期は製塩業が盛んでした。
【流下式塩田・枝条架と釜屋の模型・1階奥の展示室】 昭和初期から導入された流下式塩田はポンプでくみ上げた塩水を竹で作った枝条架(しじょうか)にポタポタ落とします。その方法で海水を循環させ、太陽と風の力で塩分濃度を上げた濃い塩水を釜屋で煮詰めて、塩の結晶を作っていました。【他の写真】
【奥の2階・展示室】 江戸時代以降の竹原の歴史、文化、教育、民俗、建造物などをパネルで紹介し、資料なども展示されていました。【他の写真】
【文化人コーナー・奥の2階展示室】 頼山陽(著書「日本外史」は日本史上のベストセラー)の父・春水と叔父・春風など竹原の文化人の書や資料、史跡、建造物などが展示されていました。【他の写真】
【ホール2階展示室】 竹原の縄文時代~弥生時代~古墳時代の土器、発掘品など、説明パネルと歴史資料が展示してありました。毛利家扁額もありました。【他の写真】