何でも見てやろう!瀬戸内海の小さな旅!

瀬戸内海を気の向くままドライブ! 名所、イベント、自然、街並み、建築物、夜景などなど、何でも見て回ります! 写真撮りの旅! 瀬戸内海の歴史的人物・著名人、数々の伝説も紹介していきます。

安芸の小京都・竹原(1)映画・ドラマ・アニメの聖地(広島県竹原市)

【高台の普明閣(ふめいかく)より、たけはら町並み保存地区(手前)と扇状に広がる竹原市街を望む。遠方の山は竹原市の西に聳える朝日山(あさひやま・標高454m)】 広島県竹原市を訪れました。平安時代に京都・下鴨(しもがも)神社の荘園として栄えた所以から、竹原市は「安芸の小京都」と呼ばれています。竹原市の人口は23993人(令和4年8月31日現在)。竹原市出身の郷土の有名人は➡【他の写真】

 

 

エデンの海展望台(パーキングエリア)横の砂浜の上から忠海沖の瀬戸内海を望む。日本一高い送電鉄塔(226m)が建っている島が、うさぎの島・大久野島(おおくのしま)】 交通の要衝として発展した竹原市室町時代より港町として知られ、江戸時代後期には製塩業で栄えました。1982年、たけはら町並み保存地区が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、2000年に「都市景観100選」に選ばれました。また、「市の木」が竹である竹原市は竹工芸品でも知られています。【他の写真】

 

 

【映画「エデンの海」(1976年東宝)】 小説家・若杉慧(わかすぎ・けい・1903年~1987年・広島市安佐南区出身)の小説「エデンの海」は3度にわたり映画化され、テレビドラマにもなっています。忠海高等女学校の若い教師と女生徒の恋愛映画で、竹原市忠海高等女学校(現在は忠海高校)が舞台。最初の映画「エデンの海」は1950年松竹で、教師・鶴田浩二、女生徒・藤田泰子。2度目は1963年日活で、高橋英樹和泉雅子。3度目は1976年東宝で、南條豊、山口百恵が主演しています。【他の写真】

 

 

エデンの海展望台・パーキングエリア(竹原市忠海長浜)と瀬戸内海】 「エデンの海」の作者、若杉慧は、広島高等師範学校(現在の広島大学教育学部)卒業後、忠海高等女学校に赴任。1948年教師を辞職し以後作家活動に専念。小説「エデンの海」は自身の体験をもとにした小説で1946に出版されました。【他の写真】

 

 

エデンの海展望台・パーキングエリアの「エデンの海」記念碑】 「エデンの海」の舞台になった忠海高校が、すぐ近くに、この展望台から見えました。この記念碑の右側にある由縁版には「エデンは人類誕生の祖アダムとイブが住んでいたとされる楽園。作者はこの眺めに命の泉、青春の躍動を感じて名付けました」と脚本家・高橋玄洋(たかはし・げんよう・1929年~・島根県松江市出身)が記しています。【他の写真】

 

 

【映画「時をかける少女」】 1983年(昭和58年)公開の映画「時をかける少女」(実写版)は、大林宜彦(おおばやし・のぶひこ・1938年~2020年・広島県尾道市出身)監督の尾道3部作の1つと言われていますが、竹原市(たけはら町並み保存地区)でもロケが多数行われました。主演の女子高生役は原田知世(はらだ・ともよ・1967年11月28日~長崎県長崎市出身)。【他の写真】

 

 

【たけはら町並み保存地区。奥の突き当りに胡堂(えびすどう)があります】 映画「時をかける少女」の冒頭のタイトルバックには、たけはら町並み保存地区のショットが多数使用されています。映画では、ここの通りは高校生の通学路として、また胡堂は未来と現在のキーポイントになっています。【他の写真】

 

 

【西方寺(さいほうじ・正面)と普明閣(ふめいかく・右上)の石の階段】 原田知世演じる芳村和子はこの階段を何回も降りて高校に通学します。映画「時をかける少女」は青春ファンタジーで、女子高生が時間を移動してしまうような不思議な現象に遭遇する物語です。【他の写真】

 

 

NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」】 テレビ小説「マッサン」(2014年放送)のモデルとなった、日本のウイスキーの父、ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝(たけつる・まさたか・1894年~1979年・広島県竹原市出身)の生まれ故郷が竹原市です。たけはら町並み保存地区がドラマのロケ地の一つになりました。同地区には竹鶴政孝の生家、竹鶴酒造があります。【他の写真】

 

 

竹鶴政孝・リタ像(憧憬の広場)】 たけはら町並み保存地区には憧憬の広場があり、竹鶴政孝・リタ像が建っています。憧憬の広場は、毎年10月に「憧憬の路」というイベントがあり、竹にロウソクのあかりを灯して、たけはら町並み保存地区が幻想的にライトアップされます。今年は10月29日、30日に開催されます。【他の写真】

 

 

【竹鶴酒造(たけはら町並み保存地区)】 「マッサン」のロケ地となった、竹鶴政孝の生家、竹鶴酒造です。創業は1733年(享保18年)で、現在も酒造メーカー・竹鶴酒造株式会社として操業しています。1970年純米酒「秘傳竹鶴」を新発売。1988年~1991年まで4年連続で、さらに1993年、1994年も全国新酒鑑評会金賞を受賞しています。

 

 

【アニメ「たまゆら」】 アニメ「たまゆら」の原案・監督は佐藤順一(さとう・じゅんいち・1960年3月11日~愛知県名古屋市出身)。佐藤順一の他の作品は、「悪魔くん」「美少女戦士セーラームーン」「夢のクレヨン王国」など多数。「たまゆら」は瀬戸内海の竹原市が主な舞台。2011年から2016年まで、テレビアニメや劇場公開として上映されました。竹原市は2018年から2022年まで「訪れてみたい日本のアニメ聖地」88か所に「たまゆら」の聖地として選ばれています。【他の写真】

 

 

【西方寺の石段から、たけはら町並み保存地区を望む】 アニメ「たまゆら」は、横須賀から竹原市に引っ越してきた写真好きの女子高生、沢渡楓とその友達が、それぞれの夢を追いかける物語。西方寺の石段は「たまゆら」のシーンの一つとして描かれています。【他の写真】

 

 

【高速バス「たまゆら号」】 広島市から竹原市まで、芸陽バス(株)の高速バス「たまゆら号」が運行しています。「たまゆら」の主人公たちや登場キャラクター「ももねこ様」のイラストがラッピングされています。広島市内の主な乗車場所は、ひろしまバスセンター5番、広島駅南口Cホーム13番。乗車時間は約70分。

 

 

【たけはらかぐや姫・森田さん(左)と石原さん】 たけはらかぐや姫竹原市の観光親善大使(観光アシスタント)です。第26代たけはらかぐや姫に選ばれた森田さんと石原さんは、2022年4月1日~2024年3月31日まで、観光親善大使やモデル、イベントの司会、レポーターなどを務めます。竹原市かぐや姫竹取物語」の直接の由縁はありませんが、竹原市の「市の木」が竹で、竹工芸品もあることから観光シンボルとされました。また、かぐや姫サミットを構成する7つの自治体の中に竹原市は入っています。7つの自治体は、1鹿児島県宮之城市、2広島県竹原市、3岡山県真備町、4香川県長尾町、5京都府向日市、6奈良県広陵町、7静岡県富士市【他の写真】

 

 

かぐや姫美術館(本立寺)】 かぐや姫美術館は竹原市忠海日蓮宗・本立寺(ほんりゅうじ)にあります。木目込み人形作家・金林真多呂(かなばやし・またろ)の作品「かぐや姫」人形や、「かぐや姫」関連の書籍・文献・研究書を収蔵する「かぐや姫文庫」、板絵などのアート作品が展示されています。【他の写真】

 

 

【高速バス「かぐや姫号」】 広島市から竹原市まで、芸陽バス(株)の高速バス「かぐや姫号」が運行しています。広島市内の主な乗車場所は、ひろしまバスセンター5番、広島駅南口Cホーム13番。乗車時間は約70分。

おとなげ比較版_たまゆら~hitotose~OP実写版