千光寺公園・頂上展望台(標高144m)。ロープウェイ山頂駅から近いです。展望台には、展望レストラン「グリル展望」があり、周辺には、出会いの広場、恋人の聖地碑、「あけぼの」像、観光協会売店などがあります。なお、この頂上展望台は、千光寺公園頂上エリアリニューアル事業により、近々撤去され、来年中に新しい展望施設が完成する予定です。
「恋人の聖地」碑。NPO法人地域活性化支援センターが主催する「恋人の聖地プロジェクト」により選定されたデートスポットです。後ろのフェンスには「愛鍵」(ハート型の金色の鍵・裏面に恋人同士でメッセージを書いて施錠します)が多数連なっています。
ブロンズ像、「あけぼの」。尾道市出身の彫刻家、圓鍔勝三(えんつば・かつぞう)作。子を抱く母、足元には犬がいます。圓鍔勝三は、日本芸術院賞、勲三等瑞宝章、文化功労者、文化勲章受章。広島県名誉市民、尾道市名誉市民。圓鍔勝三彫刻美術館が尾道市にあります。
頂上展望台の屋上に上がりました。雨でした。【他の写真】
頂上展望台から、尾道市南西方向を望む。右手前には尾道市立美術館。尾道水道(日本遺産認定)の対岸は向島。その向こうに、因島、生口島があります。これらの島々を「瀬戸内しまなみ海道」が通っています。
頂上展望台から、尾道市南方向を望む。尾道水道の対岸は向島、その後ろは瀬戸内海。尾道市は文化庁の「日本遺産」に認定されています。貴重な歴史・文化、独特の街並みの美しい景観が評価されました。
頂上展望台から、尾道市西方向を望む。左遠方に「瀬戸内しまなみ海道」の新尾道大橋が小さく見えます。その向こうの陸地は福山市です。
千光寺公園の有名人の足形。左から、今中大介(ロードレーサー)、皿谷緋佐子(陶芸家)、木村芳郎(陶芸家)、杉浦康平(グラフィックデザイナー)。尾道市には「足形みち」があり、大林宜彦監督、高橋英樹、岸田今日子さんなど有名人の足形が市内各所で見られます。
千光寺公園の有名画家の写生地。児島善三郎、宮永岳彦、中村琢二の三人の画家がこの場所で写生をしています。そのほか、尾道市には多数の有名画家が写生に訪れています。【他の写真】
出会いの広場。頂上展望台のすぐそばの広場。尾道市立美術館に向かいます。
山頂展望台の出会いの広場から下ると、前方に芝生広場が広がっています。「人生は、すすり泣き、泣きじゃくり、そして、微笑みで、成り立っています。なかでも、泣きじゃくりが、一番多いです」(オー・ヘンリー)。オー・ヘンリーについては、こちら。
芝生広場から一段下にある、ふれあい広場から尾道市立美術館を望む。手前の近代的建築の新館の後ろに、寄棟造・本瓦葺の本館が見えます。
尾道市立美術館・新館。近代的な新館は平成15年に開館。見えませんが、新館の裏にある、国指定重要文化財・西郷寺本堂を模した寄棟造の本館は昭和55年、旧NHK尾道放送局跡地に開館しました。【他の写真】