11月26日(日)、岩国市出身の作家、宇野千代の生家を訪れました。実家は酒造業で、宇野千代は裕福に育ったそうです。
宇野千代の生家については、こちら。
宇野千代については、こちら。
約300坪の庭には、宇野千代の好きなモミジが、約50本植えられています。
宇野千代生誕120年記念特別展が開催されていました。
同展関連資料は、こちら。
生家には、宇野千代の写真や文机、古時計など、所縁の品が展示されています。
庭には仏頭が鎮座している。宇野千代が骨董屋から買ってきて据えたそうです。骨董屋は、売り惜しんだのですが、「先生のお顔とよく似ています」と言って、ついに売ってくれたそうです。
縁側に座ると、多数のモミジが癒してくれて、心にやすらぎを与えてくれます。
庭には、小道が造られており、宇野千代はこの小道を毎日わら草履をはいて行き来しました。手前のベンチは錦帯橋の木材でできています。地元の宇野千代ファンが、錦帯橋の架け替えの時、取り替えの橋の古い端材を入手し作ったそうです。
庭には、宇野千代の著書「残っている話」(集英社・昭和55年)から引用した文学碑もあります。宇野千代の実家、宇野家の祖先は、玖珂の鞍掛山の城主、杉隆泰の家老でした。「残っている話」は、宇野千代が自らのルーツをたどった作品です。
文学碑の文面は、こちら。
宇野千代とともに、記念撮影もできます。
その他の写真は、こちら。