大星山(標高438m)山頂から、上関町の、島、祝島(長島の後方)を望む。祝島は原子力発電所建設予定地。大星山には風力発電所が設置してあります。
平生町の佐合島(中央の島)を望む。右は馬島。佐合島は自由律俳句の俳人・久保白船の生誕地で生家跡地もあります。久保白船は種田山頭火と山口中学校以来の友人。
田布施町の馬島を望む。馬島は国木田独歩の小説「酒中日記」の舞台になっています。ログハウスやキャンプ場の「のんびらんどうましま」の管理棟には、国木田独歩が愛用した月琴が展示されています。
山頂の展望台に立ってみました。子供の頃から高い所に登り景色を眺めると、気分が高揚し元気が出るのです。けれども、老いたせいか最近は効果が薄れてきました。そんな時には、Ayasaの「G線上のアリア」が、元気をくれます。
展望台のすぐ前にも風力発電所があります。風に耐え力強く直立し、輝いて、電気エネルギーを送り続けています。老いて、このように生きたいものですが……「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」です。ちなみに、この言葉で1951年4月19日米国上下院合同会議において退任演説を締めくくったのは、71歳のマッカーサー元帥。ところが、彼はその後も大統領選に向けて意欲的に動き、失敗すると当時で年俸10万ドルの民間会社の社長に就任しました。彼は消え去るどころか、大統領になろうとしたのです。